お客様からよく
「コンタクトレンズをつけたまま寝ても大丈夫か?」
といった内容のご質問をいただきます(<@_@)フムフム
回答としては「寝る時は必ずコンタクトレンズを外してください!!!(X `ー´)」なのですが
「どうしてダメなの?」「つけて寝るとどうなるの?」といった部分を
ご存じないまま
「たまになら大丈夫でしょ!」「昼寝くらいならいいよね。」
と自己判断をされている方もいるようです( ; д;)
今回は高度管理医療機器(心臓のペースメーカー等と同じ)であるコンタクトレンズの
誤った使い方で起きるリスクについてお話します。
皆さんがコンタクトレンズを乗せている黒目は”角膜”といいます。
目も「呼吸」をしているため私たちと同じように酸素が必要なのですが
コンタクトレンズをした状態だと通常より酸素に触れる部分が少なくなるので
酸素不足になりやすくなります。
角膜には酸素を送るための血管が通っていないので、
涙に含まれている酸素も取り込んでいますが
寝ている状態ではまばたきがないため涙も循環しにくくなります。
ただでさえ呼吸がしにくいところにまぶたをかぶせて
その上涙まで止めてしまっている状態ですね。
また、涙が減り乾燥した状態の目にコンタクトレンズが擦れる事で傷がつくこともあります。
傷ついた角膜には菌なども侵入しやすくなり、感染症などのリスクも上がります。
さらには十分な酸素が角膜にいき届かなくなることにより、
目の呼吸や代謝を担っている重要な細胞
「角膜内皮細胞」を減少させてしまいます。
この細胞は、一度失われてしまうと一生再生することはありません。
感染症や細胞の減少、角膜の濁りや変形、ひどい視力の低下、重篤な場合は失明など
コンタクトレンズをつけたまま寝るのは大変危険なことです。
以上、間違った使い方をした場合の危険についてのお話でした(;_;)
正しく使えばとても便利なコンタクトレンズで
目の病気になってしまってはもったいないですよね(*_*;
わかくさコンタクトでは同ビル3Fの”横須賀中央眼科”と提携し
定期的な医師の診察をお願いしております。
コンタクトレンズをご使用の際には必ず眼科を受診してくださいね(/・ω・)/