感染症を予防するために

みなさんは「アカントアメーバ角膜炎」という感染症をご存じですか?(?_?)

アカントアメーバ角膜炎というのは

”アカントアメーバ”と呼ばれる原虫に感染することで発症する角膜感染症です。

実は、そのアカントアメーバ角膜炎の感染者のおよそ90%が

コンタクトレンズ装用者と言われているんです!

”アカントアメーバ”は、土や水道水の中など身近なところに常在している

目に見えないほどの原生動物です。

「私たちが顔を洗ったりしている水道水の中にも!?」と驚かれた方、

安心してください(/・ω・)/

アカントアメーバは健康な角膜には侵入できないため通常は無害なのです。

しかし、誤ったコンタクトレンズの使用で角膜に傷がついたりしていると、

その傷からアカントアメーバが侵入する可能性があります(;´O`)!

また、アカントアメーバは細菌をエサにしているため

擦り洗いを怠って消毒が不十分であったり

レンズケースを定期的に交換していなかったりした場合

レンズやレンズケースに細菌が大繁殖して角膜に感染しやすくなるのです( ノД;)

そしてなんと…

アカントアメーバ角膜炎は、特効薬が開発されていないのです。

現在の治療では抗真菌薬や消毒薬をの点眼し、

直接アメーバに侵された角膜を削って取り除くなどがありますが

なんとか完治したとしても角膜に大きく傷が残ってしまい、視力が戻らないことがあるため

角膜移植術が必要となることもあります。

 


【感染症のリスクを下げるために何を守ればいいのか?】

 

・コンタクトの着け外しの際は必ず石鹸で手洗いをする

・レンズケースは毎回洗い流し自然乾燥させて雑菌を繁殖させない

・コンタクトレンズは両面ともしっかり擦り洗いをする

・消毒の時間を守る、それぞれのケア用品の使い方を守る

・消毒したレンズはすすいでから装着する

・同じレンズケースを3ヶ月以上使わない

・必ず定期健診を受ける

以上の徹底が、大切な目を感染症から守る予防法になります(#^^#)

コンタクトレンズは正しく使用し、快適な毎日をお過ごしくださいね!