コンタクトレンズ装用による目のトラブルです。失明の可能性もある障害の予防法をご説明いたします。
コンタクトレンズ障害(CL障害)急増中!!
最近のコンタクトレンズは、酸素透過性に優れたものがあります。
しかし、裸眼に比べると目に対する負担は大きくなります。
コンタクトレンズ障害
コンタクトレンズが原因となって起こる眼のトラブルのこと。
角膜の表面が傷ついたり、その傷に細菌などが繁殖して感染症を起こしたり、
目が酸欠状態になって角膜の細胞が死んでしまったりします。
– 角膜の表面に傷ができる(点状表層角膜炎)
– 角膜の傷に細菌などが付着し、感染症を起こす(感染性角膜炎、角膜潰瘍など)
– 結膜炎を起こす(ウィルス性結膜炎、巨大乳頭結膜炎など)
– 酸素不足により、(角膜内皮細胞に障害をおこす)
初期の段階(表面に小さな傷ができた程度)で発見できれば、目薬の治療で回復します。
しかし、細菌感染を起こしたり、大切な細胞が死んでしまったりすると、
失明するケースや、治療できても視力障害が残ることがあります。
主な原因は”無理な使用”と”お手入れ不足”
「2週間使い捨てタイプのコンタクトレンズを、期限を過ぎても使用する」
「コンタクトレンズを外さないで寝る」
「コンタクトレンズをつけたまま、海やプール、温泉に入る」
「水道水でコンタクトレンズを洗う」
・・・・・・・・・・こんな使い方していませんか?
装用期間を守り、適切なレンズケアを行うことは、コンタクトレンズを安全に使っていくうえでとても重要です。正しい管理と使用方法を守りましょう。
あなたの眼にあったコンタクトレンズを
必ず眼科専門医による検査を受け、コンタクトレンズを使用することが危険ではないかを確認しましょう。
眼の健康状態を確認したうえで、その人にあったコンタクトレンズを処方してもらうことが大切です。
コンタクトレンズを長い間使い続けている人は要注意
長い間コンタクトレンズを使い続けていると、角膜内皮細胞の数が減少することが確認されています。
定期的に角膜内皮細胞の検査を受けることが大切です。
また、コンタクトレンズを使い始める年齢や、装用する頻度を抑えることも考える必要があります。
– コンタクトレンズ障害は失明の可能性もある恐ろしいもの。
– “無理な使用方法” “手入れ不足” “医師の処方を受けずに購入” “検査なしでの長期コンタクトレンズ装用” などが原因
眼科専門医の処方・検査を受け、目の健康状態をチェックしながら
安全に利用すれば、コンタクトレンズはとても便利で快適なものです。